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11月分 清記 (1) 大根干す竹の撓りの昨日けふ
(2) 落ちざる実柿の木なりと名乗りをり
(3) 自転車の頬打つ風や冬めける
(4) 切株の年輪に洞神迎え
(5) 城壁の映る水面や紅葉散る
(6) 朝一番の煙突掃除冬に入る
(7) 初霜の朝数学の模試を解く
(8) 七味屋の匙を巧みに酉の市
(9) 鳩の群れ秋を惜しみて大旋回
(10) 心地良き緊張感や冬の朝
(11) 御仕着せの恋は嫌ひよ手套嵌む
(12) 眠る田をやさしく包む草紅葉
(13) 天空へ昇る残鐘神無月
(14) とろとろと風ふく奈良や鹿とゐる
(15) 何か欠け心ざはつく神無月
(16) 小春空猫の舐めし指の匂
(17) 稜線をシルエットにして冬の空
(18) ゆく秋や色のそろはぬ絵具箱
(19) 車窓へと風邪引かぬやう親の声
(20) 人声のまた紅葉より届き来る
(21) 散れば恋散らねば愛のひめつばき
(22) 散紅葉サバサバ女子の如く散る
(23) 賜りし団栗一つ児の土産
(24) 白い息二番ホームに冬来る
(25) 神還るかつては海でありし街
(26) マラソンの折り返し過ぎ時雨来る
(27) ラフト乗り紅葉見あぐ山上湖
(28) 弦替えてはじくギターよ冬の朝
(29) 北国のにほひ綿虫連れて来る
(30) 末枯の色の侘しさ面白さ
(31) 同じ部屋に居るだけでいい毛糸編む
(32) あの山の尖りも故郷花八手
(33) 冬晴れや子が揃う見て父が逝く
(34) 石灯の影鋭角に秋の暮
(35) 耳袋とれば耳たぶ透きとほる
(36) 沈むもの流れ行くもの秋の川
(37) 狼や太き六弦調弦す
(38) リュック背負ひ銀杏見上ぐる冬帽子
(39) 猪狩を語るや猪の貌を持て
(40) 山並の嶺に初雪信州路
(41) 路地裏のハッピーアワー暮早し
(42) 器量よき大根選ぶたなごころ
(43) 一片の羽毛舞きて冬に入る
(44) ポケットに団栗隠す童かな
(45) ツアーバス見送る紅葉に恋々と
(46) 茶の花や静寂明るき御社
(47) 昇り来る月や冬の野白々と
(48) 美しき斑の目立ちたる時鳥草
(49) 冬紅葉散り遅れても我が人生
(50) 天金にわずかな埃冬館
(51) 落葉踏む童のやうに音をたて
(52) 母さんの手作りプリン冬ぬくし
(53) 句との距離自分との距離山眠る
(54) ほろ酔いの夜の静寂の冬の月
(55) 山茶花に立てかけてある竹箒
(56) 潮騒のたかぶる真昼由紀夫の忌
(57) 渓谷の錦に隠る秋の川
(58) 犬小屋の猫片目かな冬の月
(59) 穏やかな参道に風神の旅
(60) しづかさや鱈にさしくる雪の色
(61) あの数はおそらく出荷干大根
(62) 抽斗の奥の冷えたる闇掴む
(63) 寝せれば目瞑る人形小夜時雨
(64) 小春日やフラワーショップの水たまり
(65) 地の枯葉枝の枯葉に声かけし
(66) 気嵐や河童でそうなけふの川
(67) そも種子の海渡り来て棉実る
(68) 舟遊び舳先分けゆく散紅葉
(69) 支柱添え義母の丹精小菊咲く
(70) ポケットに暮色しもうて雪蛍
(71) との風も選り好みせず神の旅
(72) 昨夜の雨滲む侘色柿落葉
(73) 冬草の勢疎ましスコンクの日
(74) 言ひたげな右眉在りしショール巻く
(75) 愛犬の主を呼ぶ声冬の雲
(76) 川底の紅葉の時の止まりけり
(77) 加湿器を君のかはりにかをらする
(78) シャッターの増したる軋み冬来る
(79) 寒禽の行くと見せては戻りけり
(80) 冬めきて身長縮む人の増へ
(81) マグカップつつむ掌冬立てり
(82) いくつかの梨の名並ぶ直売所
(83) スポンジの泡のつぶやき神の留守
(84) 冬菊へ日輪の情惜しみなく
(85) 熊出没伊香保温泉河鹿橋
(86) 陽の昇り懸崖菊の垂れ下り
(87) 片寄せてそっと傘さす時雨かな
(88) そぞろ歩すことにも疲れ冬うらら
(89) 冬の月東尋坊の煌々と
(90) 夫のオペ日程決まり冬に入る
(91) 初霜や園芸シャベル鉄錆びて
(92) 冬の蜂生きる限りを身構へる
(93) 雨戸繰る隣家の音や暮早し
(94) 東京の山垢抜けて紅葉狩
(95) 鉛筆を削れば木屑山眠る
(96) そぞろ寒肌もこころもパサついて
(97) 路地裏は風の鳴くだけ冬に入る
(98) 龍太句集千草の風に開きけり
(99) 刈る人の久しくをらず蘆騒ぐ
(100) 小春日や猫の一人称ありや
(101) 初時雨擦り合はせる掌
(102) ていねいに窓みがきをり文化の日
(103) 大根懸け路傍の手摺代用す
(104) 初冬のがま口固く閉ぢる音
(105) 閃きといふ言霊や返り花


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