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4月分 清記
(1) ひとひらの桜おでこに歩く人
(2) 無言歌を弾くように鳴く雲雀かな
(3) 花の影背ナに纏ひし男坂
(4) リラ冷えにヘイジュードなど口ずさみ
(5) 初燕城の要の野面積
(6) 花菜風遅れし君に追いついて
(7) 花冷や自販機全て「つめたーい」に
(8) 藍といふ色の深さよ春の闇
(9) 山の辺の道のまほらや花蘇枋
(10) たんぽぽの絮にちょつかいしたき指
(11) 旅鞄開ければ落花ありにけり
(12) 鍋に置く春菊の色鮮やかに
(13) 花を待つ恋人を待つ心地して
(14) きつねうどん食みて神宮花盛り
(15) 送宴や川面に橋の灯の朧
(16) 遊蝶花窓越し並ぶメロンパン
(17) 春竜胆明日を遠目に待ち侘びぬ
(18) 春日に抱かれ吾子の夢ゆたかなれ
(19) 心音の確たるリズム春の風
(20) 花冷や細き持ち手のティーカップ
(21) つやつやの風船しぼむ朝かな
(22) 子ら駈けて蒲公英の野を広げゆく
(23) 次の世もここで逢ひたし花吹雪
(24) 初蝶に日和厳しい上野かな
(25) 磯遊楽しき日々を待ちわびて
(26) 散る花に水琴窟の響かな
(27) 初参加薔薇の芽如し奮起せし
(28) 倒影に崩れる天守蘆の角
(29) 花菜風初めて君に声かけて
(30) 老桜歴史を伝ふ城跡に
(31) 満開の桜に溶けてゆく孤独
(32) 霾や砂漠の民の匂ひして
(33) 一面はビタミンカラー蝶はゆく
(34) 花月夜言葉にすれば隠れけり
(35) まつずぐにただまつすぐに雪の降る
(36) 桜とは乙女と言ふに相応しき
(37) 玉砂利をインバウンドの花見客
(38) 夜桜よチーム去る吾を抱いてくれ
(39) 固形石鹸好む夫昭和の日
(40) 愛と云ふ文字を忘れし馬酔木かな
(41) 花の宴語らひあれば生きられる
(42) 妹の手術同意書春愁ふ
(43) 新社員名刺の角の硬くあり
(44) 春愁の遠き眼差しうるみがち
(45) 楽しくて走つてばかり入園児
(46) 刻の端を撫でゆく枝垂れ桜かな
(47) 場所取りや体の冷える花の雨
(48) 近所での噂伝わる葱坊主
(49) 花に風邪などと窓から手を振りぬ
(50) 捨雛の微動だにせず笑み浮かべ
(51) 猿回し舞台は花下の緋毛氈
(52) 豆汽車の汽笛花のトンネル出づ
(53) 城跡に君ともとほる夕桜
(54) 花浄土孔雀は羽を広げきる
(55) オーダーのスーツを決めて入社式
(56) 畑打やそこより土の匂ひかな
(57) 夜桜や大和心の湧きいづる
(58) 凍返る温泉を出てほてる頬
(59) 花を見るその日の為のペンダント
(60) 原宿の喧騒に酔ひ花の雲
(61) 春めくやシャンプー台で聞く音も
(62) 鶴亀のラベル箒に庭桜
(63) 雑談の女子のベンチや花の雨
(64) 春愁や心に欲しい隙間家具
(65) みな徐行桜蘂降る交差点
(66) 空薄き日の雪形の濃くありぬ
(67) どこにでも花びらついてくるひと日
(68) あをあをと夜に染まつてゆく落花
(69) 散る花のさびしき心かき回し
(70) 賑やかに笑ろふて一句花見酒
(71) 春惜しむ銀座の画廊楽しめり
(72) 後悔はせぬと決めしも花の宵
(73) リフレックス赤城の朝に蜆汁
(74) 人走り回る広場の芝青む
(75) 花屑舞ふて燥ぐ妣車イス
(76) 陽当りの一等席や花苺
(77) うららかや見飽きぬものに水平線
(78) 摘草に木の芽狩りなど古民家の宿
(79) この町に知らぬ人なし春の風
(80) 今は亡き旧友偲ぶ夕桜
(81) ブランコが上手くこげると吾子が呼ぶ
(82) 風そよぐ白黃紫豆の花
(83) 万愚節米騒動のデモの行く
(84) キャンパスのどこも立て看桜咲く
(85) 小さき仏に甘露の香花御堂
(86) 一軍を桜に譲る幣辛夷
(87) 赴任地に行きつけのでき夏近し
(88) 惜春忌上から目線の解説者
(89) 木蓮の何を秘めたる白さかな
(90) 草野球ラッパ水仙応援す
(91) まどかなるピンクムーンや春愁ひ
(92) 一枚を脱げばそよ風花の昼
(93) 春の浜ハングル文字の光るもの
(94) 夏近しショパン奏でるピアノかな
(95) 年々に哀深めゆく桜かな
(96) 畦塗りの昼飯何か主聞く
(97) 芽木林四角く拓きサッカー場
(98) 桜東風苔の墓石を枝垂れをり
(99) ランドセルみんな春色入学す
(100) 囀に彩のあるらし雲流る
(101) 草餅を日がなもぐもぐ愚に返る
(102) 落椿赤の重さに耐えきれず
(103) 花の酒つまみは俳句談議なり
(104) 木蓮の日ごとに蕾ふくらみぬ
(105) 君生まれ変はりて来しか初蝶に
(106) 葡萄酒樽並ぶ参道花の雲
(107) 新社員声高らかな係長
(108) 茶道教室看板木戸に濃山吹
(109) 恋猫のやうに頬摺り上手な子
(110) うららかや我もまたゆつくりいそぐ
(111) ノーマスク久しぶりだね土の春
(112) 花の旅相席となる四人掛
(113) 吹き込みし息の弾力紙風船
(114) そよそよと水の香立てて桜かな
(115) 春宵やくちびる色のロゼワイン
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